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DRAWDOWN ドローダウンとは

次世代に希望をつなぐための「人類全体のアジェンダ」
*ドローダウン:大気中の温室効果ガスの濃度がピークに達し、前年比でマイナスに転じる時点
Canva - Landscape Photography of Green Islands
ドローダウン・ジャパン・コンソーシアムとは
About us

ドローダウン・ジャパン・コンソーシアム

About us

私たちは、2018年にドローダウンと出会いました。ドローダウンの実現を願い、「DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法」の日本語書籍出版を企画・実現し、ドローダウンの紹介、続編にあたる「Regeneration リジェネレーション 再生 気候危機を今の世代で終わらせる」の出版と、教育プログラムの開発提供、ワークショップの開催などをはじめとする普及とアクション支援活動をしています。

(2022年3月に法人化し、現在は一般社団法人ワンジェネレーションの活動のひとつになっています。)

ドローダウンは、「温暖化をひっくり返す」だけでなく、他の様々な課題の解決にもつながります。例えば、私たちの健康や環境、雇用、経済的健全さ、平和の実現など、SDGsとも親和性があります。

本書は、現状を変えていく方法を見つけるための参考書です。実際に一人ひとりが、自分の果たす役割を考え、認識するところから変化が始まります。つまり、私たちの「意識」の進化にかかっています。そういった意味でも、書籍が出てからが本番です。

企業や自治体、地域コミュニティ、学校、中央官庁、政府関係者の皆様にもぜひ活用いただけるよう願っています。

一人でも多くの皆さんにドローダウンのエッセンスが届き、人生や仕事、活動における様々な場面で活用が広がることによって、今と未来を変えていくことができます。

次世代につないでいくための「人類全体のアジェンダ」に取り組める貴重な時代に私たちは今、生きています。

「みんなで取り組んで初めて実現する世界」を信じて

※ドローダウンとは、「大気中の温室効果ガスの濃度がピークに達し、前年比でマイナスに転じる時点」を指します。

DRAWDOWN ドローダウンとは?

「地球温暖化を食い止め、逆転するために、私たちは何をするべきか、わかっているのですか?」

米国の環境活動家で起業家のポール・ホーケンが知りたかったのは、すぐにでも実行に移せる最も効果的な解決策、それが普及した場合のインパクトでした。その解決策の実行に必要な費用も知りたいと思いました。
返ってきたのは「そんなリストは存在しない」という答えばかりでした。
同時に、「あったらすばらしいチェックリストになるだろう」と異口同音に言われました。「そのリストを作成するのは自分の専門外だけど」という付け足しはありましたが。
それから時が過ぎ、私はたずねるのをやめにしました。

時が流れ、危機感が高くなり、「もうだめかもしれない」といった声などがささやかれ始めました。
本当にゲームオーバーなのでしょうか?

2018年5月Pachamama AllianceのGlobal Gatheringにて

01

プロジェクト・ドローダウンの概要

ないのであれば、自分たちでやろうとプロジェクトを結成。ドローダウンをめざして100の確実な解決策を特定、評価、モデル化し、2020年~2050年の30年間でどれくらいの効果を上げられるか見極めることが目的でした。100の方策(温室ガスの放出を抑える方策、および吸収する方策)について、70名の研究者が22ヶ国から参加し、データ収集、研究、シミュレーションを実施。さらに、その結果を120名のアドバイザーが再評価し、確認しました。

3つのシナリオでシミュレーションを実施。
1.「実現性の高いシナリオ」:保守的データ、予測を使用 
2.「ドローダウン・シナリオ」:実現性の高いシナリオの二酸化炭素関連データ、経済的効果を楽観サイドに変更 
3.「最大限シナリオ」:2050年には全エネルギーがクリーンな再生可能エネルギーになっていると想定

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シミュレーション結果

「ドローダウン・シナリオ」による二酸化炭素の削減量は1,442ギガトンで、2050年の大気中のCO2量が0.59ギガトン削減できるというシミュレーション結果になり、地球温暖化逆転の可能性が出てきます。
*「二酸化炭素」という用語は、二酸化炭素だけでなく、地球温暖化係数(GWP)に基づいて二酸化炭素に換算した温室効果ガス全般を指す。

03

2017年に米国でベストセラーに

このプロジェクトの成果が米国で2017年4月に書籍になりました。その年の環境関連本でベストセラーに。以降十数カ国の言語で出版されています。

原書名:Drawdown: The Most Comprehensive Plan Ever Proposed to Reverse Global Warming

そして、現在もプロジェクト・ドローダウンは、データをアップデートし続けています。
https://www.drawdown.org/

04

日本における活動と出版

2018年からドローダウンを紹介するワークショップを開始。同年より日本語版の書籍化に向け活動を開始するものの、「環境本は売れない」というジンクスから、なかなか出版の目途が立ちませんでした。ようやく2020年初めに山と渓谷社さんより条件付きで出版企画が通り商業出版が決まりました。

書籍の存在と内容の素晴らしさを知っていただくために、クラウドファンディングを決意し、ドローダウン・ジャパン・コンソーシアムとして最初のプロジェクトチームを発足。賛同人、出版応援グループをはじめ、多くのご紹介・応援により、1週間で出版に必要な支援額を達成。その後、支援が伸びない期間があったものの、徐々に紹介、応援が増え、結果として終了期間までに、延べ1,193人の支援者から、1,200冊を超える書籍の事前予約を含めた800万円を超える支援をいただきました。

 U理論のオットー・シャーマー博士、「ティール組織」著者フレデリック・ラルーさん、ニールズヤード レメディーズ梶原建二さん、オレンジページ一木典子さん(当時)をはじめ、多くの皆様から温かい応援メッセージをいただいております。
支援いただいた皆様、心から御礼申し上げます。
readyfor.jp/projects/drawdown

書籍の訂正情報はこちらをご覧ください。

また、2022年3月には、ドローダウンの続編にあた「Regeneration リジェネレーション 再生 気候危機を今の世代で終わらせる」が発売となりました。

「ドローダウン」は「何が」効果的か、「リジェネレーション(再生)」は、どのように「行動」するのか、に応える本です。2冊の出版に携わらせていただきました。
詳しくはこちらをご覧ください。

山と渓谷社 ISBN: 978-4635310437
山と渓谷社 ISBN:9784635310451

「ティール組織」著者フレデリック・ラルーさんからの推薦メッセージ

書籍翻訳は「リーダーシップとニューサイエンス」の東出顕子さん
監訳は国立環境研究所 地球環境研究センター 副センター長 江守正多さん

また、推薦者の一人、環境ジャーナリスト、「不都合な真実」翻訳者の枝廣淳子さんから推薦をいただいています。(山と渓谷社、刊行案内より引用)

気候変動の破壊的な影響が世界各地で顕在化している。ようやく脱炭素を宣言する政府や企業が増えていると言え、本当に事態は好転するのだろうか・・・? 
そんな鬱々とした気分を吹き飛ばし、「もしかしたら状況は変えられるのかも」と希望を持たせてくれるのが本書だ。次々と登場する具体的なソリューションは、机上の空論ではなく、きちんとデータを備え、フィールドでの実証・実用化が進んでいるものばかり。
きっと変えられる!そう叫びたくなる本である。

ドローダウン&リジェネレーション
講座・イベント

地球温暖化逆転の可能性を理解し、実践していくためのプログラムには「体験ワークショップ」と「アクションを起こすワークショップ」の2つがあります。

「ドローダウン」と続編の「リジェネレーション(再生)」を連動している一つの取組みと捉え「生命の再生プログラム」として提供しています。

生命の再生プログラム

基礎編:可能性に触れる
紹介&対話会

90分で「ドローダウン」と「リジェネレーション(再生)」のエッセンスに触れる紹介&対話会です。

・温暖化・気候危機に向けた解決策・アプローチを紹介
・可能性と希望に気づき何か始めてみたくなる

2022年12月12日(月)19:30-21:00

入門編(前編・後編):自分ごと化し踏み出す
体験ワークショップ 前編:ドローダウン 後編:リジェネレーション(再生)

この体験ワークショップでは、「温暖化」「リジェネレーション(再生)」を入り口にドローダウン、リジェネレーション(再生)の概要を知り、動画を観たり、対話やワークをしながら、「私たちが持っている可能性」にフォーカスしていきます。そして、「地球温暖化に対して何が可能なのか」「どのように解決していくのか」に対する私たちの 理解をシフトしていきます 。そして、何ができるか自分ごと化し、踏み出していきます。
※どちらからでも受講いただけす。(2.5時間/回)

そして、「組織や地域・集団に実装する」
— アクションを起こす連続ワークショップ

対象:自治体や企業・組織、コミュニティ

参加者が、地球温暖化逆転のためのそれぞれ独自の貢献方法を見つけ、志を同じくする人たちとコミュニティーとして行動を起こすことをサポートする、5-6回のセッションからなるワークショップです。

企業の方はこちら  
自治体の方はこちら 

内容に触れる・知る・語る・気づく
対話型読書会

関心がある方なら本がなくても1回からでも参加いただけます

無料『ドローダウン 』読書会  好評開催中
詳細・お申込みはこちらをご覧ください

<第1回>10月23日(日)全般
<第2回>11月13日(日)食①
<第3回>11月27日(日)食②
<第4回>12月11日(日)エネルギー①
<第5回>12月25日(日)エネルギー②
<第6回>1月8日(日)人々
<第7回>1月22日(日)土地利用
<第8回>2月12日(日)輸送
<第9回>2月26日(日)建物と都市
<第10回>3月12日(日)家庭
<第11回>3月26日(日)その他

私たちが大切にしていること

News

最新情報をお伝えします。

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フレデリック・ラルーさんから日本出版に向けてメッセージをいただきました

フレデリック・ラルーさん(「ティール組織」著者)が日本出版に向けてメッセージを送ってくださいました。

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イベント

【2/22夜開催】”いまここ”の気づきが気候危機を一世代で終わりにするWisdom2.0Japan共催イベントのお知らせ

昨年からパートナーとして対話を重ねさせていただいている Wisdom2.0Japanさんと、気候変動や環境問題に関する活動の一つとして、 「リジェネレーション(再生)」のイベントをコラボ開催することに なりましたのでご案 …

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「ドローダウン」の続編、「リジェネレーション」の日本語出版に向けて

「ドローダウン」の続編にあたる「リジェネレーション~気候危機を一世代で終わらせるために(仮)」の日本語出版の協力を山と渓谷社さんからのお声がけでさせていただくことになりました。 リジェネレーション(再生)は 「すべての行 …

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NHKスペシャルにて「ドローダウン」が取り上げられました

2021年11月7日(日)21時より放送のNHKスペシャル「グレート・リセット~脱炭素社会 最前線を追う~」の後半でドローダウンが紹介されました。 番組をご覧になりたい方はこちらからご覧いただけます。

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八重洲本大賞に『ドローダウン』がノミネート!【 読者投票9/30まで 】

八重洲ブックセンター主催の八重洲本大賞にノミネートされました! 情報があふれる今だからこそ「本」で読みたいものがある。今こそ読まれるべき1冊を選び、幅広い読者に届けることを目的としているこの大賞。 今回の大賞のテーマは「 …

組織  (1)

【書評掲載】信濃毎日新聞

2021年4月掲載の書評について、信濃毎日新聞様が掲載許可をくださいましたので、こちらに掲載させていただきます。 [書評]ドローダウン・地球温暖化を逆転させる100の方法 気候危機に専門家の知の結集(井出留美)2021. …

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